さいたま助産院

2000年6月にリプロダクテイブ・ヘルス・ライツをコンセプトにした助産院を開業して、最初にお世話させて頂いたお子様達が大人の入り口（思春期）にさしかかろうとしています。

当初は出張専門でしたが、旧大宮助産師会（現在は日本助産師会埼玉県支部さいたま市地区）の顧問である相川きみ先生が、先代から助産師会とお付き合いのある内科小児科医である寺師医院の寺師義典を嘱託医にと紹介して下さいました。
そして、これからの助産院の未来を託し外来を持つ助産院としてその使命を果たすよう「さいたま助産院」と命名してくださいました。平成14年11月14日のことでした。

その後、出産や産後の入院の依頼も増え、地域のお母様方の御要望に十分答えていけない状況を改善する必要性から、平成19年1月15日有床（3床）の助産院になりました。

又、医療法の改正により嘱託医は産婦人科医であることとなった事から、日本助産師会埼玉県支部の小田切支部長より南福音診療所の石黒妙子先生を紹介して頂き、平成19年2月15日2人目の嘱託医を迎えることができました。

平成20年2月には、医療法の改正により嘱託（連携）医療機関を定める事という事から、さいたま赤十字病院・県立小児医療センター・北里メデイカルセンターが後方支援して下さる事となりました。

ところが、本年7月嘱託医の石黒医師が急な病の為、実務ができなくなり、産婦人科を閉鎖することとなりました。
その事を受け、当院は入院予約を自粛せざるを得ない状況になり大変困窮しておりました。この4ヶ月間分娩予約をお断りさせて頂いた妊婦の皆様本当に申し訳ございませんでした。

　又、産科医が減少し、分娩制限を余儀なくされておられる施設が増えている厳しい産科事情にも関わらず、さいたま赤十字病院の安藤先生始め医局の先生方、助産師の皆様には当院の妊婦様の分娩をお引き受け下さいましてありがとうございました。心から感謝申し上げます。　

この緊急事態を助産師会の皆様、関係機関の医師・助産師の皆様、開業助産師の皆様、行政の皆様に尽力して頂き、平成20年11月1日より蕨市立病院が嘱託医・嘱託医療機関を、11月20日より大原産婦人科医院の大原恭太郎先生が嘱託医を引き受けてくださる事になりました。

当院が存続していかれるのもひとえに皆皆様のご尽力があっての事と厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

地域の皆様に育まれここまで至っております事を深く感謝すると共に、さいたま助産院の使命を自覚し、当院はこれからも地域に根ざし自然で自分らしい子産み子育てができる様、地域の皆様の健康と幸福の為に貢献してまいりますので、よろしくお願いいたします。

さいたま助産院　院長　山田美津枝

院長のプロフィール

1979年　正看護婦国家免許取得・中央鉄道病院入社と同時に、日本赤十字社助産婦学校入学
1980年　日本赤十字社助産婦学校卒業・助産婦国家資格取得
1984年　中央鉄道病院退社
1996年　助産院勤務
1997年　助産院勤務と共に、さいたま市内保健センター勤務
1998年　助産院YAMADA　出張開業
2002年　さいたま助産院開業
2004年　さいたま市市制功労賞　受賞
2017年　平成28年度公衆衛生事業功労者　一般財団法人日本公衆衛生協会会長表彰
2019年　第63回埼玉県公衆衛生大会　県知事表彰

現在　さいたま助産院　院長
　　　日本助産師会会員
　　　埼玉県　受胎調節実施指導員
　　　一社）埼玉県助産師会　会員
　　　大宮地区助産師会　元地区長
　　　さいたま市地区助産師会　元理事
　　　さいたま市　新生児・妊産婦訪問指導員
　　　さいたま市　母親学級・両親学級講師
　　　日本家族計画協会　思春期保健相談士
　　　新生児蘇生法「専門」コース終了認定取得
　　　一般財団法人日本助産評価機構　アドバンス助産師（クリニカルラダーⅢ）認定取得
　　　日本母体救命システム普及協議会　J-ＭＥＬＳベーシックコース認定取得
　　　埼玉県母体新生児搬送コーディネーター
　　　日本母性衛生学会　会員
　　　埼玉県母性衛生学会　会員
　　　埼玉県小児保健協会　会員
　　　彩の国予防接種推進協議会　会員
　　　日本カイロプラクティック推進協同組合　会員
　　　母子フィジカルサポート研究会　会員
　　　日本母乳の会　会員
　　　国際インファントマッサージ協会認定ベビーマッサージインストラクター
　　　日本アロマ環境協会認定アロマテラピーアドバイザー
　　　日本マタニティヨーガ協会認定インストラクター
　　　家族は夫と一女二男、孫4人